フランス刺繍のフリーステッチをする際に使うのは、25番刺繍糸です。
25番刺繍糸を販売しているメーカーは、DMCやコスモ、オリムパス、100均などがあります。
そして、それぞれ特徴があります。
今回は、25刺繍糸を取り扱っているDMC、コスモ、オリムパス、100均の特徴を比較してみました。
初心者さんでも使いやすく、コスパが良いおすすめのメーカーをご紹介します。
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25番刺繍糸の特徴【コスモ】
まずは、コスモの25番刺繍糸の特徴からご紹介します。
コスモは日本のメーカーです。
コスモの25番刺繍糸を使っている方は、とてもたくさんいます。
人気の理由は2つあって、ひとつは取り扱い店が多いことです。
手芸店は、全てのメーカーの25番刺繍糸を取り扱っているわけではありません。
しかし、嬉しいことにコスモの25番刺繍糸は、大抵どこでも売っています。
いくつもの店舗を回らないと、使いたい25番刺繍糸が揃わないのは、結構悲しいです。
できればひとつの店舗で揃えたいですよね。
kumagoroの住んでいる田舎の小さな手芸店も置いてあるので、東京など都会の手芸店には、ほぼ置いてあるのではないでしょうか。
コスモの25番刺繍糸はアースカラー
コスモの25番刺繍糸が人気な理由2つ目は、発色がアースカラーだということです。
そもそも25番刺繍糸は、どこのメーカーも500種類程度販売しているんですよ。
そのため、コスモの25番刺繍糸にも、もちろん蛍光カラーはあります。
しかし、コスモの25番刺繍糸の特徴はあまりツヤがなく、セミマットな感じでアースカラーです。
落ち着いた色合いで、人気があります。
とても大好きで愛用していますよ。
25番刺繍糸の特徴【アンカー】
Anchorの刺繍糸が届いた〜
発色、配色良し、使い心地もしっかりしてる。これは良い…!
ただ8mなのが難易度を上げている… pic.twitter.com/nCGA3elf0u— JOLYNE🐸 (@jolyne0225) 2018年12月20日
アンカーは海外のメーカーです。
海外メーカーの25番刺繍糸は少し独特なので、どんな特徴があるのか覚えておきましょう。
アンカーの25番刺繍糸はドイツのメーカー
アンカーの25番刺繍糸は、コスモ の25番刺繍糸と発色が似ています。
ツヤがなく、マットな印象です。
コスモの25番刺繍糸が柔らかいのに対し、アンカーの25番刺繍糸は少しザラザラしています。
また、アンカーは、ドイツのメーカーなので取り扱っている手芸店が多くありません。
アンカーの25番刺繍糸は、赤や青など濃い色の25番刺繍糸限定ですが、洗濯することで色落ちしてしまう場合があります。
ドイツといえばエコが徹底されている国ですが、25番刺繍糸も例外ではないようです。
川が汚れないインクで25番刺繍糸を染めているため、洗濯による色落ちは仕方ないのだといいます。
あまり洗濯しないものや、濃い色の布に刺繍している場合は気にする必要がないですが、子供さんの通園グッズなどに刺繍される場合は、洗濯の頻度も多いので避けた方が良いでしょう。
アンカーの25番刺繍糸のデメリットと捉えがちですが、kumagoroは結構、エコ人間なので「すごいな~」と感心してしまいました。
25番刺繍糸の特徴【オリムパス】
オリムパスの25番刺繍糸には、コスモやアンカーに比べて以下のような違いがあります。
オリムパスの25番刺繍糸は明るめ!
オリムパスの25番刺繍糸は、コスモやアンカーよりも発色が鮮やかです。
明るめの色が多く、蛍光色系の色がたくさんあるので、オリムパスの25番刺繍糸で刺繍すると、元気な印象になります。
オリムパスの25番刺繍糸は、子供さんが好きな明るさだと思います。
子供さんと一緒に始めようと思われている場合や、子供さんのワッペンなどを刺繍したいと考えているあなたは、オリムパスの25番刺繍糸をのぞいてみてください。
25番刺繍糸の特徴【DMC】

DMCの25番刺繍糸もアンカーと同様に海外のメーカーです。
その特徴を見ていきましょう。
取扱店が多いDMCの25番刺繍糸
DMCの25番刺繍糸はフランスのメーカーで、日本の手芸店でも一番取り扱いが多いです。
DMCの25番刺繍糸は、光沢があります。
また、1本1本がしっかりしているので、1本取りの刺繍でも存在感があります。
フランス刺繍、というぐらいですので、フランスのメーカーの25番刺繍糸を使うのが一番よい気もします。
しかし、アンカーと同様、洗濯による色落ちがあります。
kumagoroも以前、ワインレッドの25番刺繍糸で刺繍をしたことがあります。
刺繍完成後、図案を消そうと水で洗ったのですが、刺繍糸の色が白い布に移って、ほんのりピンク色になってしまいました。
古い刺繍糸によくみられるようなのであまり入れ替えをしていなさそうな店舗で購入するのはちょっと危険かも。
25番刺繍糸の特徴【100均】
100均やけど刺繍糸買ってきた!!
これでツアーカラーのミサンガ作るぞ(^O^)9″ pic.twitter.com/lkCkaxk80E— ∠万里@UNFADED徳島 (@b234cenlov) August 25, 2015
100均で販売されている25番刺繍糸は、12色入りのものが売られています。
ビビットカラーやパステルカラーなどのバリエーションも豊かです。
しかし、100均の25番刺繍糸は、少しきしんでしまいます。
光沢も出にくい印象ですが、超マットだと考えればありかなと思います。
ちぎれやすくなんだか下手くそに見える気がして今は使っていません。
25番刺繍糸セットがコスパ良しでおすすめ
ネットショップを見ていた時に、安くてたくさん入っている刺繍糸は無いかと思っていたら、ありました。
kumagoroは形から入るタイプなので、たくさん色を揃えておきたかったのです。笑
強度や光沢も程よく、色落ちすることもありません。
もしもあなたが、kumagoroと同じように形から入りたいタイプなら、こちらの25番刺繍糸もおすすめですよ。
ただし、色に偏りがある場合がありますので、その点は注意してくださいね。
また、色番号の記載がないので、刺繍本に載っている25番刺繍糸を見つけるのが大変だったり、別のメーカーで同じ色を探そうとするとかもしれません。
しかし、kumagoroは、刺繍本を参考に刺繍することがほとんどないので、自分好みの色を使っています。
今のところ、大変な思いをしたこともありません。
参考までにリンクを貼っておきますね。
25番刺繍糸は複数のメーカーを使ってもいいの?
ここまで、様々なメーカーの25番刺繍糸を紹介してきましたが、まずは刺繍したい図案の指定している番号の刺繍糸を揃えるのが一般的です。
あなたの家の近くにある手芸店で取り扱いのあるメーカーの、25番刺繍糸を使ってもいいと思います。
また、いくつかのメーカーを混合で使ってみるのも面白いでしょう。
ひとつのメーカーに囚われるのではなく、気に入った色があればそれを使うという方法をおすすめします。
慣れてきたら、図案が指定している番号ではなく、あなたのお好みの色で刺繍してみましょう。
完成をイメージしながら、25番刺繍糸を探すのも楽しいです。
刺繍は基本的に、自由に楽しむことが大切だと思うので、あまりメーカーや番号にとらわれなくてもいいのではないかと個人的に思っています。
まとめ
今回は、25番刺繍糸を販売している大手メーカーのコスモ、アンカー、オリムパス、DMCに加えて、100均、雑貨屋マイスターの特徴をご説明しました。
手芸店で取り扱いが多いのは、コスモとDMCです。
コスモとアンカーの25番刺繍糸は、ツヤがなくセミマットな印象を与えます。
また、色の濃い25番刺繍糸を使う場合は、アンカーとDMCを使うと色落ちする可能性があるので気を付けましょう。
100均の25番刺繍糸は超マット、雑貨屋マイスターの25番刺繍糸は「形から入りたい」、「コレクションしたい」というkumagoroタイプの方におすすめです。
それぞれ特徴がありますが、あなたが一番使いやすいと思う刺繍糸を見つけていくのがいいでしょう。
刺繍糸に囲まれると、とても幸せな気持ちになりますよ。(完全にコレクターですね)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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