刺繍図案を北欧テイストに!動物を刺繍してみよう!

刺繍図案 北欧 動物 刺繍図案

北欧雑貨は近年とても人気ですよね。

それは、独特な色使いや、どこかほっこりするような絵柄に魅了される方が多いから。

自分自身で作り上げる刺繍の作品だって北欧テイストにしてみたい・・・。

今回は、そんなあなたのために北欧刺繍の基礎知識から刺繍図案の描き方までお教えします。

また、自分で描く自信がないという方でも大丈夫。

素敵な刺繍作家さんの書籍をご紹介しますね。

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北欧の刺繍の特徴

刺繍とひとくくりにしても、その種類はとてもたくさんありますよね。

大きく分類すると

  1. あなたにとって一番馴染み深い、手で針を刺して模様を描く手刺繍
  2. ミシンなどの機械を使って刺繍をする機械刺繍
  3. 筒状になった極太針に毛糸を通し布に刺していくパンチニードルです。

今回は、1の手刺繍の中でも北欧の刺繍の種類をいくつかご紹介したいと思います。

デンマーク・フレメ刺繍

デンマークの手工芸組織の名前(Haandarbejdets Fremme)に由来した刺繍で、使用する糸と生地に特徴があります。

糸は、撚りのかかったツヤのないもので、色は100色しかないオジリナルの「花糸」という風合いを持つ木綿糸を使うのです。

1束は20mで、1本の糸の太さが通常使う25番の2本分相当の太さがあるため、立体的な仕上がりが期待できます。

生地は、平織のリネン(亜麻)を使い、色は白っぽいものと茶色のものの2種類があり、1㎝に入る糸目の数で呼び名が決まっていて、12リネン(6目/㎝)・10リネン(5~5.5目/㎝)・7リネン(3.5目/㎝)と呼ばれているものを使うのがデンマーク流です。

そして、土台の生地の糸目に合わせた太さの糸を使い、主にクロスステッチやバックステッチを用いて北欧風の自然豊かな植物や草木の刺繍することがメイン。

また、生地には張りがあり刺繍枠を使わずに針が刺せますので、初めての方にも気軽にトライできます。

スウェーデン刺繍

名前の由来としては、北欧から中欧にかけて民芸品や織物に使われていた刺繍技術で、布地の織り目を数えながら針を刺していく区限刺繍の一種を1965年に久家道子さんという方が「スウェーデン刺繍」と名付けられたそうでこの名前は日本独自の呼び方です。

刺繍の特徴は、布の織り目をすくい、布目を登ったり下がったりしながらシンメトリーに仕上げていくことが多い技法です。

基本のステッチには、ダーニングステッチ・バックステッチ・クロスステッチ・玉刺し・段上がり刺しがあり、普段あまり使わないステッチも出てきます。

使用する土台の布は、二重に織られた浮き織のスウェーデンクロスが用いられ、裏地に刺繍糸が出ないのが特徴です。

また、使用する刺繍針は糸がすくい易いように少し曲がっていて長さも約6㎝と通常の刺繍針よりも長めですが、スウェーデン針で無くても問題はありません。

ハンガリーのカロチャ刺繍

今では、ハンガリーの伝統工芸品の一つで、カラフルな色使いが特徴のカロチャ刺繍ですが、元々はシーツや枕カバーに白のカットワークの刺繍をしたものが一般的で、一般家庭で親から子、子から孫へと伝えられるカロチャ地方の伝統文化だったと言うことです。

染色技術の向上とともに色落ちしない刺繍糸が普及し、カロチャ刺繍にも取り入れられるようになり徐々に現在の様なカラフルな模様になっていきました。

この刺繍の特徴は、用いられるパターンの大きさや色で身に着ける女性の年齢などが分かる事です、また喜びや悲しみを表現する色というものがあり、紫色などは「悲しい色柄」と呼ばれ昔は略式の喪服にも使わていたようです。

現在では色遣いにそこまで厳格ではなく、好きな色を使って刺繍をすることも多くなっています。

基本的にサテンステッチを花びら部分に施し、茎にアウトラインステッチを刺したぷっくりした植物のモチーフとシェリューと呼ばれるレースの部分から出来ています。

北欧テイストの動物!簡単な刺繍図案の描き方!

刺繍図案 北欧 動物

北欧テイストという言葉で思い浮かぶのはナチュラル・シンプル・温かみのある、そんな言葉ではないでしょうか。

そのような言葉をキーワードにネット検索すると、かわいい動物のフリー素材のイラストなどが出てきます。

その様な画像を参考に、まずはシルエットの刺繍図案を作成してみませんか。

シルエットの刺繍図案であれば、使用する糸は1色で良いですし、刺繍図案も簡単に作れるはずです。

土台となる布に印付けペンやチャコペーパーで輪郭を書き、その中を好みのステッチを刺していけば良いのです。

刺繍図案を布に写すためのやり方や必要な道具については、下記記事で説明していますのでこちらも参考にしてみてください。

フレメ刺繍やスウェーデン刺繍の様な布に刺そうとする場合は、描こうとする刺繍図案を一度方眼形式の紙に写して、布目を数えながら刺していけばいいのです。

使用する糸の色と、土台となる布の色でシンプルながら立派に北欧テイストの動物刺繍が出来上がりますよ。

刺繍図案 北欧 動物

この様なシルエットの刺繍図案で簡単な模様が描けたならば同じ図案を利用して、徐々に使用する糸の色を増やして行けば、よりリアルな動物刺繍を刺すことが出来るようになることでしょう。

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北欧テイストの刺繍図案!簡単に動物を刺繍してみよう!

先ほどお伝えした刺繍図案の描き方を利用して実際に刺繍をしてみましょう。

イラストの例に挙げた北欧動物のシカを使います。

フリーステッチの場合

①参考とするシカの刺繍図案を土台となる布に印付けペン・チャコペーパー・刺繍用下地シートなどを利用して下絵を描きます。

②次に針を刺していくのですが、使用する刺繍糸は北欧テイストの雰囲気が出るようにアースカラーを取り入れるのがよいでしょう。

優しい感じに仕上がります。

③面を埋めるのに適しているロングアンドショートステッチを用いて、糸の長さを変えながら頭の方から胴体のほうに土台の生地から見えないように針を刺していきます。

④角の部分はアウトラインステッチを使い、角度を変えながら先端が細くなるようにしまょう。

ロングアンドショートステッチが上達すると動物の毛並みを上手に表現することが出来るようになります。

今回は簡単なシルエットの刺繍図案でしたが、色を取り入れ段ごとに使用する刺繍糸の色を変えることでグラデーションができて、よりリアルな動物の刺繍をキャンパスに描くことが可能になりますね。

クロスステッチ形式の場合

①参考とするシカの刺繍図案を方眼紙にトレーシングペーパーなどを用いて書き写します。

②土台となる生地はブロック織りや平織りが適しています。

③使用する糸はフリーステッチと同様にアースカラーが良いでしょう。

④方眼を埋めた部分を数えながら、土台の生地を同様に数えてクロスステッチを刺していきます。

クロスステッチは刺繍図案と使用する土台の生地のマス目の大きさがバランスが重要ですので、小さな動物などの刺繍には目の細かい生地を選ぶと良いでしょう。

北欧の刺繍図案がほしい!本を持っておけばいつでも簡単に!

北欧テイストの刺繍図案を描くには、前述でご紹介したネットでお気に入りの図案を参考にする方法もありますが、刺繍に関しての書籍を書かれている刺繍作家さんの本を1~2冊ご自身で持たれることをおすすめします。

身近に本があれば、いつでも見ることが出来ますので、「ちょっと、ここが分からない・・」などの困ったも簡単に解決してくれるに違いありません。

ここでは、参考になる刺繍作家さんとその作品を紹介したいと思います。

川端杏奈  「はじめてでも上手にできる刺しゅうの基本」

2006年よりannas(アンナス)というレーベル名で刺繍作家としての活動を始める。

「はじめてでも上手にできる刺しゅうの基本」は刺繍を始めたばかりの人にも分かりやすく書かれていて、基本となる簡単なステッチの刺し方も1から説明されています。

また刺繍図案に関しても580もの実物大の図案と使用する刺繍糸の色使いが載っているので参考にするには持って来いの1冊でしょう。

また、このほかにもネットショップにはたくさんの書籍があります。

よりあなたのイメージに近いものを探してみるのも楽しいですよ。

はじめてでも上手にできる刺しゅうの基本 かわいい図案580[本/雑誌] / 川畑杏奈/監修

森本繭香  野の花と小さな動物の刺繍

森本さんは、本格的に刺繍を始めてまだ3年しか経っていない作家さんです。

しかし、色数とステッチの量を減らしてできる動物の毛並みを表現する独自の動物刺繍を完成させました。

現在でもフランスの刺繍雑誌に定期的に作品を発表しています。

「野の花と小さな動物の刺繍」は、ウサギやリスといった北欧テイストの動物と野の花を組み合わせた刺繍図案がたくさんあるのです。

その作業工程もカラー写真で説明されているので刺繍初心者さんにも分かりやすいでしょう。

出来上がった作品を刺繍枠に入れ、壁に掛けることで素敵なインテリアになりますよ。

樋口愉美子  樋口愉美子のステッチ12か月

樋口さんは1975年生まれ。

多摩美術大学を卒業後2008年から刺繍作家として活動。

植物・動物・昆虫などを題材にした多数の書籍があります。

樋口さんの作品はどれも温かみのあるほっこりとした刺繍図案で、太めの糸を使い、柔らかい色使いが特徴の北欧テイストを取り入れた作品が多くあり、どの書籍をご紹介しようか迷ってしまうほどです。

「樋口愉美子のステッチ12か月」では、色々な刺繍図案を各月毎に表現されています。

同じ刺繍図案でも、単色で刺繍したものと複数の色を使って刺したものとがあり出来上がりのイメージの違いを楽しめるのもおすすめしたいポイントです。

まとめ

最後に北欧刺繍について簡単にまとめておきましょう。

まず、北欧刺繍には草木をメインに立体的なモチーフを作るデンマーク・フレメ刺繍、スウェーデンクロスを用いるスウェーデン刺繍、カラフルな作品が特徴的なカロチャ刺繍などがありました。

どの色使いも日本とは違い、地方ごとに温かみがあります。

ご自分で刺繍図案を考える際には、動物のシルエット刺繍ができるような刺繍図案にすると初心者さんでも取り組みやすいのでおすすめです。

私も現在、シカさんを製作中ですので出来上がったら写真をアップしますね。

また、お気に入りに刺繍本を何冊か持たれて、オリジナルの動物を描く参考にしたり、既存の刺繍図案を簡単にご自分の作品に取り入れてみるのもよいでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。