刺繍図案を布に写す時に便利なのが、チャコペーパーです。
チャコペーパーを上手に使うコツを抑えておけば、刺繍図案を簡単に写すことができます。
初心者のあなたも、使いこなすことができるでしょう。
こちらの記事を読んで、チャコペーパーの基本の使い方を覚えましょう。
チャコペーパーとはどんな商品?
チャコペーパーとはチャコペーパー株式会社が発売している手芸用複写紙のことです。
どのような商品なのか詳しくご説明しますね。
チャコペーパーの特徴
- 写した図案は水洗いすれば消える
- 図案を写す布や手が汚れない
- 布だけでなく、紙や木、合成皮革、プラスチック、ガラス、陶磁器、金属など様々なものに使用できる
- 繰り返し使うことができる
4つの特徴があるチャコペーパーですが、kumagoroが1番気に入っているのは、刺繍図案を写す際に布や手が汚れないところです。
刺繍図案を写すだけで手が汚れてしまうと、手を洗うという作業が必要になります。
刺繍している最中に指で触ってしまったり、汗をかいたりすることで、インクが溶けて手が汚れるのも不快です。
インクが溶けだすと、刺繍図案が消えてしまう可能性がありますが、チャコペーパー株式会社のチャコペーパーならそのような心配がいりません。
また、インクが全てなくなるまで何度でも使うことができるので、コスパがいいです。
初心者のあなたは、刺繍図案がうまく写せないことがあるでしょう。
一度しか使えない商品だと、お金も、買いに行く手間もかかります。
チャコペーパーなら何度も使えるので、その心配がありません。
kumagoroも、1枚を適当な大きさに切って、何度も使っています。
正直、どのくらいでインクが無くななるのか分かりませんが、かなり長いこと使っています。笑
1度購入しておけば、しばらく買い足す必要もないのでおすすめです。
チャコペーパーの種類
チャコペーパー株式会社のチャコペーパーは、片面用と、両面用の2種類あります。
布に刺繍をする場合は片面用で十分です。
片面用のチャコペーパーも2種類あるので順番にご紹介したいと思います。
水色のチャコペーパー
まずは、水色1色のみが入ったチャコペーパーについてご紹介します。
こちらのチャコペーパーは28cm✕70cmなので少し大きめです。
大きな刺繍図案を写したい時や、比較的淡い色の布に写したい時は、こちらのチャコペーパーが適しています。
薄い色の布に刺繍することが多いあなたは、こちらのチャコペーパーを購入されると良いでしょう。
5色入りのチャコペーパー
こちらは、23cm✕28cmのチャコペーパーが5枚入っています。
先程ご紹介した、水色1色のチャコペーパーよりも、サイズが小さいです。
水色・赤・黄色・緑・白のチャコペーパーが、各1枚ずつ入っています。
黒や紺など濃い色の布に図案を写す時は、黄色や白のチャコペーパーがおすすめです。
濃い水色系の布に図案を写すなら、赤いチャコペーパーを使います。
このように、刺繍したい布の色によって、使うチャコペーパーを変えるのが望ましいです。
そのため、水色1色のチャコペーパーよりも、5色入りのチャコペーパーの方が、様々な色の布に刺繍図案を写すことができます。
初心者さんでも簡単!チャコペーパーを使った刺繍図案の写し方!
① まずは、チャコペーパーを刺繍図案と同じくらいの大きさに切ります。
② 布に、チャコペーパーのインクの部分がくっつくよう、下向きに置いてください。
※ この時、インクの面が上を向いていると布に刺繍図案が写りません。
③ チャコペーパーの上に、刺繍図案を写したトレーシングペーパーなどを置きます。
④ 1番上にセロファンを置いて、それらを少しずつずらし一気にマスキングテープで留めてください。
マスキングテープを留める時は、2か所留めるのが理想です。
この時、刺繍図案の上下や左右ではなく、斜め上と斜め下を留めると上手く固定できます。
⑤ トレーサーなどでなぞりましょう。
力を強めにしたり、同じところを2度なぞったりすると、綺麗に刺繍図案を写すことが可能です。
刺繍後の線の消し方!
刺繍が終わったら、はみ出ている線を消しましょう。
洗面器などに水を張り、水洗いします。
中性洗剤で洗濯をしても大丈夫です。
消えにくい場合もありますが、必ず消えるので安心してください。
ただし、面倒臭がって刺繍図案が完全に消えていないのに、アイロンをかけてしまうと、布にインクが定着してしまいます。
その後、何度洗っても消えません。
可愛く刺繍できても、写した線が消えていないと格好がつきません。
刺繍が終わったからといって、気を抜かないようにしましょう。
kumagoroも以前、刺繍図案がしっかり消えていない布にアイロンをかけてしまったことがあります。
インクが定着してしまい、どうやっても落とすことができずショックで捨ててしまいました。泣
こんなkumagoroでも、会社に行かなくても生計を立てることができている、ある秘密があります。
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チャコペーパーの保存方法
繰り返し使うことのできるチャコペーパーですが、正しい方法で保存しておく必要があります。
チャコペーパーには薄い半透明のシートが付いています。
使い終わったらチャコペーパーのインク部分に、このシートを重ねて保存しましょう。
薄い半透明のシートが付いているのは、水色1色だけが入っているチャコペーパーです。
5色セットになっているチャコペーパーには、薄いシートが付いていません。
この場合は、インクが乾かないように、インクの部分同士を重ねておくと良いでしょう。
さらに、直射日光や湿気に弱いので、チャコペーパーが入っていた袋に入れて保存します。
まとめ
今回は、刺繍図案を布に写す時に便利なチャコペーパーについてご紹介しました。
チャコペーパーは、チャコペーパー株式会社が販売している商品で、片面用のものは2種類あります。
刺繍したい布に合わせて、チャコペーパーの色を変えるのが望ましいです。
初心者さんでも簡単に刺繍図案を写すことができるのでおすすめですよ。
線を消したい場合は、アイロンをかける前にきちんと消しておくことが大切でした。
保存はインクが乾かないようにして、直射日光や湿気を避けましょう。
何度も繰り返して使うことができるチャコペーパーで刺繍を楽しんでください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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