刺繍をする際に、あると便利な刺繍枠スタンド。
しかし、わざわざ購入するのはお金がかかってしまうので躊躇してしまいますよね。
実は、刺繍枠スタンドを自作する方法があるのです。
刺繍枠スタンドを手作りすることで、既製品を購入するよりもお得で愛着の湧く道具を使いながら刺繍することができます。
今回は、そんな愛着の湧く刺繍枠スタンドを自作する方法をご紹介しますね。
刺繍枠スタンドとは?
…NEW…
〈Nurgeのあたらしい刺繍道具〉
使いやすい幅広の刺繍枠と両手がつかえる刺繍スタンドが入荷しました。https://t.co/7WvpY3W4Rr pic.twitter.com/p1DY0EkIi6— Envelope (@EnvelopeOnline) 2018年11月30日
ひと針ひと針、心を込めて手を動かしていくと、シンプルな布が、やがてオリジナリティー溢れる素敵な作品に仕上がる一。
ゆったりとした時間を重ねた先に出来上がる温かくて優しさに溢れるもの。
それが刺繍です。
丁寧な暮らしのなかにピッタリとマッチする刺繍、少しでも楽しくお金をかけずに綺麗に仕上げるにはどうすればよいでしょうか?
刺繍の仕上がりをワンランクアップさせてくれるのが刺繍枠ですが、その刺繍枠を使わなかった場合、布がよれたり、たわんでしまい、作品が綺麗に仕上がりません。
せっかく一生懸命刺繍しても、完成した作品が不格好だとなんだか凹んでしまいますよね。
さて、刺繍枠には定番の丸枠の他にも、大きな作品を作りやすい四角枠などありますが、今回は首、肩や腰の負担を軽くするスタンドタイプをご紹介します。
刺繍枠スタンドにもさまざまな種類があります。
例えば、グリップなどでテーブルや机に固定させて使うタイプや、床に直接スタンドして使うもの、椅子の座面と太ももの間に挟んで固定させて作業するものまで、実に様々です。
そんな刺繍枠スタンドのメリットは、ハンズフリーになるということです。
刺繍枠を使うと、利き手が右手の場合は刺繍枠を持つ左手がだんだんと疲れてきます。
しかし、刺繍枠スタンドなら両手を使うことができ、刺繍糸の引き加減も調整しやすく、綺麗なステッチを施すことが可能です。
刺繍枠スタンドを使うことで、高さの調整も出来るため、使う度に高さを変えられます。
あなた好みの高さで刺繍できるのもおすすめです。
さらに、猫背になることなく、首、肩や腰が痛むこともなくスムーズに作業が進められます。
kumagoroは一度刺繍を始めると没頭してしまい、いつの間にか時間が経ってしまいます。
刺繍をした後は肩こりになってしまうことが多く、困っていました。
ぜひ、刺繍スタンドを使ってみたいです。
刺繍枠スタンドのデメリットとしては、角度を調節するネジに刺繍糸が絡まることがたまにあります。
こちらは、普通の刺繍枠を使っても、留め金のネジに刺繍糸が絡まってしまうことがあるので、仕方がない気もします。笑
また、刺繍枠スタンドは刺繍糸の色替えが多かったりすると、作業中、ひっくり返って倒れることもあるのだとか。
こちらは少々困りますが、ひっくり返らないように注意するしかなさそうですね。
刺繍枠スタンドを手作りして代用する!
刺繍枠スタンドは大きな手芸店のほかネットでも購入することが可能ですが、価格に関しては2000円ほどのものから、数万円のものまでピンキリです。
刺繍を気軽に楽しみたいのに高価な刺繍枠スタンドを購入しなければ、となると、なんだか買い渋ってしまうもの。
でも、大丈夫。
刺繍枠スタンドは、手作りして代用することができるのです。
刺繍枠スタンドを手作りするといっても、1つのタイプとして決まっているわけではありません。
これからご紹介するような重りタイプの簡単なものもあれば、ワイヤーネットや事務用クリップなどを使って作るものなど、さまざまなタイプがあります。
いずれも刺繍枠を固定させてハンズフリーで作業するという概念は共通しています。
今では、多くの人達がホームセンターやDIYショップなどで材料を揃え、わずかな材料で、しかも数百円で刺繍枠スタンドを手作りしているようです。
刺繍枠スタンドを購入せず手作りして代用することでも、なんら変わらずキレイにステッチすることが可能となります。
手作りしてしまえば安価であるというだけでなく、愛着が湧き、なにげない刺繍タイムまでもが、オリジナリティー溢れる格別なひとときとなり得ることでしょう。
刺繍枠スタンドを自作する方法!
自作できる刺繍枠スタンドの作り方です。
ここでは、重りタイプの刺繍枠スタンドをご紹介します。
少ない材料なので、さらに出費も抑えることができるのです。
子供さんでも簡単に作ることができるので、一緒に作ってみるのも楽しいですよ。
それでいて、使い勝手も抜群ですから自作する価値は多いにあります。
刺繍枠スタンドを自作!~材料~
用意する材料はわずか3つ。
- 塩1.5キロ
- フリーザーバック2枚
- フリーザーバックを包む布
塩はスーパーに売っているお料理用の塩で大丈夫です。
フリーザーバックは横幅が29㎝ほどのもの、ダブルジッパーでマチ付きのものがベターですよ。
フリーザーバックを包む布ですが、こちらは、お気に入りの布を選びましょう。
刺繍スタンドを使うたびにテンションが上がります。
刺繍枠スタンドを自作!~作り方~
3つの材料がそろったら、早速、刺繍枠スタンドを自作してみましょう。
①まず、フリーザーバッグに塩を1.5キロ入れます。
ダブルジッパーで封をしっかりとします。
念には念を重ね、塩が漏れ出さないようにフリーザーバックを二重にしましょう。
使っている途中で、塩が漏れてきてしまい、作業スペースが汚れてしまっては悲しすぎますからね。
②それをお気に入りの布で包みカバーします。
これで完成です。
とても簡単ですよね。
刺繍枠スタンドという名の自作の重りと考えるとよいかと思います。
刺繍枠スタンドを自作!~使い方~
使いかたはとっても簡単。
①まずテーブルや机などの作業台の上に厚めの本を数冊重ね合わせます。
②その本の上に刺繍枠を、刺繍しやすいように手前にセットし、先ほどの自作の重りを乗せ、刺繍枠を本で挟んで動かないように固定させます。
これは刺繍枠のサイズを選びませんし、ステッチしていく際に、裏返したり向きを変えたりするのがとても楽なのです。
ヨーロッパでは、この重りタイプの刺繍枠スタンドが手芸店でも取り扱っているほどメジャーで、人気があります。
まとめ
簡単で使い勝手のよい、重りタイプの刺繍枠スタンド。
高いお金を出して購入しなくても、簡単に自作することで既製の刺繍枠スタンドとして代用することができます。
お気に入りの布をセレクトしてくるめば、たちまちあなただけのとっておきの刺繍枠スタンドに大変身です。
手作りならではの温かさ、豊かさは丁寧な暮らしのなかに確かに存在します。
そんな丁寧な暮らしの手仕事の1つとも言える刺繍の時間を、もっと素敵にもっと簡単にする自作の刺繍枠スタンド。
手作りしてみる価値はありそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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